自分はセンスが良いなどと思っていないから、「センスのいい脳」とはどんなものだろうかと思って読んだ本である。
しかし、得られたものは別のことであった。
![]() | センスのいい脳 (新潮新書) (2009/08) 山口 真美 商品詳細を見る |
五感の中で、もっとも特徴的な感覚は視覚である。人が受け取る感覚の大半は視覚ともいわれるほどだ。(略)赤ちゃんの視覚は未完成で、大人と比べて視力が弱い。したがって、明暗がはっきりしていないとよく見えない。生まれたばかりの赤ちゃんの視力が弱い。したがって、明暗がはっきりしていないとよく見えない。生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.02で、生後6ヶ月でやっと0.2程度になる。視力が大人と同じくらいになるのは、なんと6歳である。さらにいえば、視覚の中でももっとも難易度が高い「顔を見る能力」が完成するのは十歳とも三十歳ともいわれるほどである。
子どもを対象とした番組であっても最終的なチャンネル権は親にある。親が一緒に楽しめない番組は、いくら子どもに魅力的でも成り立たない。日本でも、子ども番組に登場する「おにいさん」やヒーロー物の主人公がお母さん好みの容姿なのは、こうした理由からである。
詐欺師の常套手段とは、ありえないほど大きい嘘をつくことである。(略)人は微妙なことには警戒するが、あまりにもありえないことには注意のしようがないのである。
すべての個体が同じように行動するとしたら、(略)グリム童話の「ハーメルンの笛吹き男」では、町中のネズミがいっせいに川に飛び込んで死んでしまったことを思い出してほしい。要するに、その生物は絶滅してしまう可能性が大きいのである。