自然散策の後に行った工場の話をします(本当はこの工場の見学と講演会がメインでした
)。
電気関係の会社で、家庭用ブレーカも製造しており、お世話になっている方もいると思います。
まずは、環境目標に、(1)CO2排出量削減、(2)排出物削減、(3)エコ製品化、(4)有害化学物質の使用制限を掲げています。
ここまでは普通の会社だと思いますが、驚いたことは、2003年に全工場にて再資源化率99%以上(ゼロエミッション)を達成していることでした。
そして、環境への取り組みとして興味深かったのは、「工場の暖房に遠赤外線蒸気ヒーターを採用することで、人・物・床を直接加熱して熱量の削減」でした。
これにより、50%以上の熱量の削減を達成したそうです。
あたり前ではありますが、工場のように広く、天井の高い場所では、空気を暖める方式だとどうしてもその空気が上昇してしまって非効率になるので、遠赤外線は有効です。
あたり前のことをやるのが以外と難しいですよね。
見学させていただいた工場は古い工場(昭和30年代)とのことで、窓を北側に寄せて片流れになっている「のこぎり屋根」の工場でした。
母親の実家が機織工場を営んでいて、夏休み等に実家いった時に遊んだ工場を思い出しました。
子供の頃には気づかなかったのですが、直射日光は入らないが、自然を光を取り入れて、照明がなくてもとても明るいとてもよくできた構造の建物ということを再認識しました。
この構造は、産業革命期に生まれたとのことです。
これからの工場は原点に立ち返って、このような自然の光を取り入れるような構造を考える必要があると思いました。
工場の方は、古いと恐縮されていましたが、5Sが行き届いており、工場内はとてもきれいで、古さを感じさせない工場でした。
とても有意義であり、今後の設計に役立てていけたらと思った一日でした。